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2016年09月17日

サイコロキャラメル

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子供のころから いつもあるのが当たり前で それほど意識していなかったのですが、サイコロキャラメルって 実は北海道限定商品のお菓子だったのです。
先日訪れた道東の観光地で、何気なく入ったお土産物屋の店員さんに「それ北海道でしか買えないよ!」なんて言われて、「あれ? そうなの?」なんて思ってしまいました。
早速 調べてみたところ、確かに北海道だけで製造販売されている商品であるということが分かりました。

サイコロキャラメルは元々 国内有数の菓子メーカーである「明治製菓」が 1927年10月より製造販売を開始し 全国で売られていたロングセラーのキャラメルであります。
戦前、戦中、戦後と 甘い物が貴重だった時代を駆け抜け、高度成長期の豊かになった生活の中に溶け込み、発展し続ける現代に至るまで、子供たちの欲求を満たしてきた、「定番キャラメル」なのであります。
明治グループである函館の「道南食品」は、売り上げ減少に伴い2016年3月末に全国出荷が終了していたサイコロキャラメルの製造・販売を 当社単独で再開し、歴史ある伝統の味を復活させました。

北海道地図をあしらったパッケージや、商品名を北海道サイコロキャラメルとした点などから、「北海道を振り出しに、新たなスタートを切りたい」と語る 同社の強い意気込みが感じられます。
サイコロだけに すごろくで言う「ふりだしに戻る」って意味合いも含まれているのでしょう。

販売されているパッケージはいくつかあるものの サイコロ型の小箱が五つ並んで包装されているものが お馴染みのスタンダードスタイルであります。
サイコロの目がプリントされた立方体の小箱は 一辺が25mmで それを2分割した形がサイコロキャラメル一粒の大きさであります。
他のキャラメルに比べて一粒がやや大きく、口に入れたときの存在感が他とは違うボリューム感であります。
甘さはマイルドでほど良い感じ、ミルク感もそこそこあり、生キャラメルのようなあっというまに消える食感はないものの、じっくりと口の中で溶けてく感じは、なつかしい昔ながらの食べ応えであります。

国内のキャラメル市場は ここのところ不振が続いているようで、各菓子メーカーも伝統を守りつつもやや縮小傾向にあり、残念ながら消えて行ったキャラメルがいくつもあります。
そんな現状でありながら いつまでも残して欲しいと願う 思い出のキャラメルが、世代を越えて多くの人にあることでしょう。
それは人それぞれであり 地域などで違うとは思いますが、おそらくこのサイコロキャラメルもそんなもののひとつであり、道南食品さんが このサイコロキャラメルを絶滅の危機から救ってくれたことに心から感謝し 道産子のひとりとして応援し続けて行きたいと思います。 

”サイコロキャラメル” 購入は
🏠 楽天市場 取り扱いショップ
🏠 Yahoo! 取り扱いショップ
🏠 Amazon 取り扱いショップ

▼イチオシショップ
🏠 北海道お土産探検隊
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posted by nadenadeboy at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 菓子類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

あめせん

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あめせんとは、「水飴(みずあめ)」を「南部せんべいで」で挟んだお菓子であり、北海道をはじめ 青森や岩手など、北国で永く愛されてきた 伝統的な「おやつ」であります。

「南部せんべい」は、小麦粉を主原料に作られた煎餅で、八戸市を中心とした青森県南部から岩手県全域にわたる地域で 古くから作り食べられていた「名物」であり 鍋料理の「せんべい汁」の具材としても使われ、今もなお根強い人気を誇っている庶民派の煎餅であります。
「バリバリッ!」と 噛み応えの強い食感で、そのまま食べても美味しい「南部せんべい」を使うのがあめせんの主流でありますが、一部 「でんぷんせんべい」が用いられる地域もあったりします。

麦芽糖を主成分とする「水飴」は 現在では 甘味料および食材として使われることが多いのですが、1960年代以前は「水飴」自体が、甘いひとつのお菓子でありました。
しかし、粘度がありつつも液状である「水飴」は子供には扱いにくかったため、 食べやすくするために小麦粉やデンプンで作ったせんべいで挟んで駄菓子屋などに置かれ、子供でも簡単に食べられるあめせんの誕生に繋がっていきました。

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あめせんは いわゆる比較的値段の安い「駄菓子」の部類に属し、ひと昔前の子供たちが喜んで食べていた「おやつ」でありましたが、時代の移り変わりとともに日本人の甘味に対する趣向の変化や 洋菓子が勢力を伸ばすなど 多様化する菓子類の中で自然と淘汰されていきました。
今となっては 目にする機会が少なくなり 若い人を中心に「知らない」と言う人も多くなっていますが、中年世代にとっては懐かしい、古き良き昭和を感じさせる「レトロ」な存在となっています。

<協和製菓あめせん>

<原材料名>
・ごま
麦芽水飴、小麦粉、ごま、塩、膨張剤
・ピーナツ
麦芽水飴、小麦粉、落花生、塩、膨張剤

<自家製あめせんの作り方>
「南部せんべい」を二枚用意し、スプーンなどで「水飴」を適量取って「南部せんべい」の裏側(くぼみがある方)に塗り、もう一枚の「南部せんべいで」挟んで出来上がり。

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あめせんの味わいは、しっかりとした歯応えの「南部せんべい」と なかなか強固な粘り気の「水飴」が組み合わせられた 、アクセントの利いた食感が最大の特長であり、そこに加わる「甘さ」が あめせんならではの美味しさであります。
今回、近所のスーパーで購入した 苫小牧にある「協和製菓梶vの「おいしいあめせん」を食べましたが、「南部せんべい」は 甘さ控えめで軽快な歯応え、「ごま」や「ピーナッツ」の香ばしさがメインになっており、やや甘さの強い「水飴」と組み合わさることで ちょうど良いバランスの味に中和してくれています。
「水飴」が歯にくっついたりしますが それはそれであめせんならではのご愛嬌と言ったところで、余韻の甘さをじっくりと堪能できちゃいます。

「水飴」が熱で溶けやすいために 売り場での管理が難しく、いくら涼しいと言われている北海道であっても夏場には取り扱わなくなる店が多いようで、ある意味 期間限定商品となっているのが現状であります。
実は あめせんの紹介しようとしたのは夏場で、いざ買おうと思った時には売り場にはなく、店員さんに聞いたところ上記のような理由で仕入れを止めているとのことでした。

製品にしても手作りにしても、超シンプルでいたって単純な製法で作られたあめせんは 当時 大好きだった「水飴」とともに 子供の頃の思い出までもが 「南部せんべい」に挟み込まれているような、懐かしくて素朴でノスタルジックな 北海道で生き続けている「B級」な「駄菓子」であります。

”あめせん” 購入は
🏠 楽天市場 取り扱いショップ
🏠 Yahoo! 取り扱いショップ
🏠 Amazon 取り扱いショップ

▼イチオシショップ
🏠 洞爺湖新鮮野菜特産品店
あめせん-6.jpg

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posted by nadenadeboy at 14:55 | Comment(0) | 菓子類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月30日

みそパン

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昔食べたモノで最近ご無沙汰なモノをあれこれと思い浮かべていたら不意にみそパンなるものがあった亊を思い出しました。
 「味噌」 と 「パン」 という、なんとも不思議な組み合わせで、特に若い世代には到底理解できない食べ物に思われる方がいるかもしれませんが、一昔前には 「あんぱん」 や 「ジャムパン」 と同じように当たり前に食べていた、とっても身近な 「パン」 であります。
「パン」 と言ってもいわゆるフワフワのパンとは違い、やや固めの密度の濃い、どちらかと言うと焼き菓子に近いようなパンで、名前の通り味噌が使われています。
作り手によって若干の違いはありますが、主な材料は、味噌のほかに 小麦粉、砂糖、水あめ、糖蜜、黒糖、鶏卵、白ゴマ、マーガリンなどであり、使われているモノから、甘い味のパンであることが一目瞭然であります。

北海道以外の地域にもみそパンの名称で親しまれているパンがあり、味噌が入っているのは共通していますが、それぞれに味も作り方も全く違うようです。
<菓子パン系>
北海道のみそパンがこのタイプで、他に長野や宮城にもこのタイプを製造しているメーカーがあり、地元を中心に販売されています。
水分の少ない生地に味噌を練り込んで風味を付け、砂糖、食塩などを加えて焼き上げた、やや食感が固めで、甘味の強いパンです。
<蒸しパン系>
主に福島県で売られているみそパンです。
通常の蒸しパンの生地に味噌を練りこんで風味を付け蒸し上げていて、食感は 普通のフワフワの蒸しパンよりもやや固く、若干のズッシリ感があり 食べごたえも十分です。
味噌は香り付け程度であって、砂糖の甘みの方を強く感じる 「菓子パン系蒸しパン」 の一種です。
<惣菜パン系>
コッペパンのような甘みがあまりないパンにナイフで切り込みを入れ、そこに甘みを加えた味噌が入っているパンで、中には食パンを使ったモノもあるようです。
生地に味噌を加える製法ではなく、「味噌あん」を中に挟み込んでいるみそパンであり、群馬県内のパン屋で作られていて、地元を中心に広く食べられています。

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北海道内において みそパンを製造しているメーカーはいくつかあるようですが、個人的によく食べていたのがどこのみそパンなのか、記憶を辿ってみても思い起こすことができず、もしかすると、今や存在していないメーカーのモノとなり、幻の逸品となっている可能性もあります。
しかしながら、みそパン自体は健在で、近所のスーパーでも 「パン売り場」 ではなく 「お菓子コーナー」 でシッカリと売られていました。
製造しているのは網走の古川製菓(株)で、ズッシリと来る重量感が印象的な4枚入り、裏面表記の名称欄には 「焼き菓子」 と書かれています。

口に入れた瞬間はパサパサした感じを受けますが、噛んでいるとシットリ感が出てきて、徐々にソフトな印象に変化していきます。
味噌の風味はほんのりと感じる程度で塩分なども感じられず、どちらかと言うと甘味が前面に出ている和菓子テイストが強い味わいです。
食べていると少し粘りも出てきますので、出来れば飲み物があった方がベストであり、お茶や牛乳、コーヒーなど あらゆる飲み物に合い、保存期間も長いので 「お茶うけ」 として買い置きしておく事もできます。
口に広がる 味噌の風味、甘さ、香ばしさ などと共に 「懐かしさ」 もプラスされた北海道のみそパンは、大自然の中ですくすく育つ道産子のような、純で素朴な味わいの 北のロングセラー商品です。

”みそパン” 購入は
🏠 楽天市場 取り扱いショップ
🏠 Yahoo! 取り扱いショップ
🏠 Amazon 取り扱いショップ

▼イチオシショップ
🏠 北海道-くしろキッチン
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