北海道は国内生産量の約8割を占める「ホタテ」の主産地であり、古くは”北前船”が活躍していた頃から物流の発達した現在に至るまで、数多くの北海道産の海産物と共にホタテの干し貝柱も名産品のひとつとして内地へ送られ続けています。
保存性に優れ、長い歴史を持つホタテ 干し貝柱の製造方法を、ごくごく簡単に言いますと
「殻から貝柱をはずし、茹でて、塩味を付け、天日でじっくりと干す」
かなりおおまかな説明ですが、基本的な流れはこんな感じです。
現在では加工会社によってあらゆる製法を開発しており、それぞれの技術を駆使したさまざまなホタテの干し貝柱が製品化されていて、昔は味が抜けたような粗悪品をつかまされる事も多かったのですが、北海道産に関しては全体的にハズレがなくなり、ガッカリするような事もなくなりました。
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ホタテの貝柱は天日で干せば干すほど味わいが深くなって、うま味が長続きするとも言われており、そこには熟練した職人の技、目利きが必要不可欠で、思い通りにはいかない”天候”に左右されつつも、生のホタテからうま味溢れるホタテの干し貝柱が出来上がるまでには、タイミングを計りながら「乾燥と庵蒸」を繰り返し 1ヶ月半から2ヶ月近くもの長い時間と手間ひまがかかります。
さらに、「ホタテ」の産地のメインとも言えるオホーツク海沿岸のモノは、冬に流氷が一面を覆い尽くす事で生まれる豊富なミネラルが、人工的に作り出すことのできない自然の恵みとなりホタテの干し貝柱を味わい深いものにしています。。
酒のつまみやおやつとして、そのまま食べても”なまらうまい”ホタテの干し貝柱ですが、色々な料理の素材として幅広く使う事ができます。
中華料理では 干す事により生まれる生の時にはなかった「ホタテ」のうま味を活かし、味の決め手となるダシや、深いコクと食感を味わえる具材として使われており、調味料の”XO醤”に欠かせない素材としても珍重されています。
普段の食卓においても、うま味たっぷりの炊き込みご飯や鍋、汁物、麺類など ベースとなるダシとして または具材として、ジャンルを問わずいろんな料理に利用できます。
ついついつまんでしまいそうで”チョット危険”ですが、日持ちもする事ですし、常備しておくと いつでも使えてとても便利です。
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栄養面からみてもホタテの干し貝柱は優れていて、「干したホタテの貝柱」は「生の貝柱」に比べて体に良い成分が凝縮され、健康効果がアップします。
「ホタテの貝柱」を干す事で凝縮された 「タウリン」 「アラニン」 などの有効成分が 肝機能の向上、目の老化予防、血圧と血糖値の調整、など お酒が好きな方、年齢から来る体の衰え、生活習慣病が気になる方に良い効果があり、さらに タンパク質の量が多く、低カロリー、糖分や脂肪分の代謝に必要な 「ビタミンB2」 も豊富で 美肌、ダイエットに努めている女性には特におススメです。
中干しで仕上げた柔らかい”ソフト貝柱”も売られていて、それはそれで食感も良く美味しいのですが、個人的には完全に干し上げられたホタテの干し貝柱を出来るだけ長く口の中でモグモグしながら一杯やるのが一番美味しい食べ方だと思います。
さらに、車の運転する際の眠気防止にももってこいで、ガムなどを噛むよりも効果てきめんです。
なんだかんだと書いてきましたが、その美味しさはすでに多くの人が知っていると思いますし、古くから食べられ続けてきた味なので、今さら取り上げるのも気が引ける感じもしますが、ホタテ 干し貝柱なる食材が、北海道のキレイな海と道民の努力が造り出している事を多くの方に改めて認識していただければと思い、書いちゃいました💦
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