ふと甘いモノが欲しい時に、真っ先に頭に浮かんでくる、白と黒のツートンカラーで葉っぱの形をしたべこ餅。
あまりに身近すぎてこれが北海道だけで食べられている和菓子だと知ったのはつい最近のことで、色合いが似かよっていながら形の違うモノが多数あることも遅まきながら知ることができました。
東北、青森にも「べこもち」は存在するようですが、白黒だけではなく花や木の模様が入ったカラフルな「べこもち」が多いようで、「別物では?」と感じさせますが、参考までにぜひ一度食べてみようかと思います。
さらに調べてみると北海道では、5月の端午の節句に食べる習慣があると説明されていましたが、私の地域で「べこもち」は、近くの和菓子店にいつもあるもので、5月の子供の日には本州文化同様「柏餅」を食べていたので、地方によりバラつきがあり これが北海道の習慣とは一概には言えないようです。
▼青森版 「べこもち」 |
材料ですが、白玉粉か上新粉と片栗粉、砂糖、黒砂糖、水とシンプルな構成になっていて、昔は各家庭で 形も様々に、オリジナルのべこ餅が作られていたようです。
作り方も思いのほか簡単で、砂糖と白玉粉を使い白の生地を作り、黒砂糖と白玉粉を使い黒の生地を作って、二つを合わせて白黒のツートンカラーの餅にし、木製の型に入れ、木の葉などの形にしたモノをササの葉にひとつずつのせ、蒸し器で蒸して出来上がりです。
そして、諸説ある名前の由来ですが、私は周りに酪農家が多かったせいもあり、べこ餅の白と黒のツートンカラーが 白黒模様の乳牛「ホルスタイン」に似ていて、「牛」の北海道での呼び名であり、日常会話にもよく使われていた「べこ」から来ているものだと勝手に決めつけていました。
しかし、調べてみると様々な説があり、どれも納得できる有力な情報で どれが正しいとは言い切ることができません。
・ホルスタインではなく黒や茶色の和牛がふせている姿に似ているから。
・べっ甲のような色合いから付けられた「べっ甲もち」から来た。
・米の粉で作られているものもあり 「米粉もち」(べいこもち)から来た。
などの諸々の説があり、これらの他にも言い伝えられている説は幾つかあるようですが、いくら調べても結論が出そうにありません。
郷土の町は半農半漁の町でして、全農家の大半が牛乳を生産する酪農家、親類も営んでいたこともあってホルスタインを間近に見ることも多かったです。
しかし、経済的理由と後継者の問題などで離農してしまい、あの大きな牛の顔を見る機会もなくなりました。
少し寂しい気もしますが、これも時代の流れなのでしょう。
そんな時代の流れを渡って来た懐かしい味「べこもち」を ぜひ日本茶を飲みながら味わってみてください。
意外とコーヒーにも合いますョ。
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