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2014年11月18日

昆布巻き

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昆布巻き(こぶまき・こんぶまき)は 昆布に「喜ぶ」をかけた 何ともめでたい語呂合わせ、末広がりな形状の昆布が「ひろめ」あるいは「えびすめ」とも称され縁起が良い事、さらに「昆布」に「子生」の字をあて「子孫繁栄」の願いが込められたり・・・
と、さまざまな角度から何かとゲンを担ぎ 年の初めを彩る ”おせち料理”に けして欠かせない一品であります。
海産物を昆布で巻いて、醤油ベースの甘辛い調味液で煮た 日本の伝統料理であり、その中でも 身欠きニシンや鮭を使用したものが 代表的な昆布巻きとして広く知られています。

その歴史は古く 室町時代の後期、保存を目的とした昆布の乾燥法が確立し 流通量および流通圏が拡大したことに加え 醤油が広く普及しはじめた事から 各地で作られ定着して行ったと考えられています。
全国で食べられている 日本の歴史的伝統料理でありながらも、発祥当時から現代に至るまで 昆布巻きの主な素材である昆布やニシンなどの魚に関しては その多くが北海道産であり、その美味しさの大部分が 豊かな北の海が生んだ美味しさなのであります。
道内の各家庭でも 古くから昆布巻きが手作りされていて、家ごとに味付けや使う素材も微妙に違い、コトコト煮る昔ながらの調理法から 圧力鍋を活用して短時間に仕上げる より手軽な調理法まで それぞれのスタイルで ”我が家”の昆布巻きが食べられています。

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道内メーカーが製造する昆布巻きの中で 最も評価が高く、私自信もひいきにしているのが「海洋食品」の昆布巻きであります。
今回食べたのも 個人的に大好きな海洋食品 紅さけ昆布巻きで、変わらぬ美味しさが嬉しい 郷土の味であります。

「海洋食品」は オホーツク海に面した道内屈指の漁港を持っている 毛ガニで有名な「宗谷管内枝幸町」にあり、漁師町ならではの新鮮素材を使った数多くの製品で、流氷の町から全国に向けて発信している水産加工会社であります。

「海洋食品」が製造する紅さけ昆布巻きは 最高級の紅鮭を原料に、質の高さで知られる一級品の日高昆布と 茨城県産かんぴょうを使用し、手巻きで丹念に造り上げられた、作り手のこだわりが感じられる一品であります。
また 合成保存料、合成着色料などの添加物は一切使用しておらず、気兼ねなく安心して食べられる無添加商品でます。

海洋食品 紅さけ昆布巻き
<原材料>
紅鮭、昆布、干ぴょう、砂糖、醤油、食塩、調味料(アミノ酸等)、コーンスターチ、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)

化粧箱の中身は 20本入りのアルミパウチパックになっており、保存料無しでも 製造日より約2年間の長期保存が可能です。
「昆布」はふっくらやわらかに仕上げられており、中の「紅鮭」もしっとりとした美味しさで、巻かれた「かんぴょう」も柔らかく、口にした瞬間、優しい食感と香りが感じられます。
サラっとしたほど良い甘さと、にじみ出る旨みのバランスが絶妙で、どこか懐かしく、いくらでも食べられる飽きの来ない味わいが 最大の特長であります。

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縁起物として重宝されている昆布巻きですが 良い事はそれだけでなく カルシウム、アルギン酸、フコイダン、ヨウ素など、豊富な栄養素を含む 低カロリーで栄養価の高い昆布をタップリ取り入れることができる 体に良い健康食品でもあります。
最近では 中に巻く素材のバリエーションが想定以上に増えており ニシンやサケやししゃもなどの魚類の他に たらこもありますし、牛、豚、鶏などの肉類、大根やニンジン ゴボウなどの野菜類、むしろ何も入れない昆布を巻くだけなど アイディアを駆使したオリジナルの昆布巻きが プロもアマも含めた有志により作られるようになってきました。

京料理をはじめ 和食の命である「ダシ」を生み出す源であり 旨みの塊とも言える 北海道産の「昆布」ですから いかなる素材と組み合わせても その素材の美味しさを最大限に引き出し、日本人の舌に合う奥深い味わいで その美味しさを演出してくれます。
思いつきでいろいろな素材を試してみるのも面白そうですし、意外かつ斬新な昆布巻きを創り出すことも可能だと思います。

自家製にしろ商品にしろ 縁起が良く 体にも良く、酒の肴やご飯のおかずにも最適ですし、できれば 育ち盛りの子供に 栄養価の高い「おやつ」として 大いに食べさせたいのが昆布巻きであります。
おそらく 子供や若い世代には その存在自体があまり知られておらず イメージ的に敬遠されがちな食べ物なのかもしれませんが、一度 食べさせてみると 思いのほか評判が良かったりします。
自分で作る場合のレシピに関しては ネット上に数多くアップされていますのでそちらを参考にチャレンジしていただくとして、本場ならではの美味しい昆布巻きを食べてみたいという方は 「海洋食品」をはじめ 道内のメーカーが製造する熟練の技で作り上げられた 北海道生まれの昆布巻きがとにかくオススメであります。

”昆布巻き” 購入は
🏠 楽天市場 取り扱いショップ
🏠 Yahoo! 取り扱いショップ
🏠 Amazon 取り扱いショップ

▼イチオシショップ
🏠 きた蔵の畑
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posted by nadenadeboy at 05:22 | Comment(0) | 水産品 水産加工品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

あめせん

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あめせんとは、「水飴(みずあめ)」を「南部せんべいで」で挟んだお菓子であり、北海道をはじめ 青森や岩手など、北国で永く愛されてきた 伝統的な「おやつ」であります。

「南部せんべい」は、小麦粉を主原料に作られた煎餅で、八戸市を中心とした青森県南部から岩手県全域にわたる地域で 古くから作り食べられていた「名物」であり 鍋料理の「せんべい汁」の具材としても使われ、今もなお根強い人気を誇っている庶民派の煎餅であります。
「バリバリッ!」と 噛み応えの強い食感で、そのまま食べても美味しい「南部せんべい」を使うのがあめせんの主流でありますが、一部 「でんぷんせんべい」が用いられる地域もあったりします。

麦芽糖を主成分とする「水飴」は 現在では 甘味料および食材として使われることが多いのですが、1960年代以前は「水飴」自体が、甘いひとつのお菓子でありました。
しかし、粘度がありつつも液状である「水飴」は子供には扱いにくかったため、 食べやすくするために小麦粉やデンプンで作ったせんべいで挟んで駄菓子屋などに置かれ、子供でも簡単に食べられるあめせんの誕生に繋がっていきました。

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あめせんは いわゆる比較的値段の安い「駄菓子」の部類に属し、ひと昔前の子供たちが喜んで食べていた「おやつ」でありましたが、時代の移り変わりとともに日本人の甘味に対する趣向の変化や 洋菓子が勢力を伸ばすなど 多様化する菓子類の中で自然と淘汰されていきました。
今となっては 目にする機会が少なくなり 若い人を中心に「知らない」と言う人も多くなっていますが、中年世代にとっては懐かしい、古き良き昭和を感じさせる「レトロ」な存在となっています。

<協和製菓あめせん>

<原材料名>
・ごま
麦芽水飴、小麦粉、ごま、塩、膨張剤
・ピーナツ
麦芽水飴、小麦粉、落花生、塩、膨張剤

<自家製あめせんの作り方>
「南部せんべい」を二枚用意し、スプーンなどで「水飴」を適量取って「南部せんべい」の裏側(くぼみがある方)に塗り、もう一枚の「南部せんべいで」挟んで出来上がり。

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あめせんの味わいは、しっかりとした歯応えの「南部せんべい」と なかなか強固な粘り気の「水飴」が組み合わせられた 、アクセントの利いた食感が最大の特長であり、そこに加わる「甘さ」が あめせんならではの美味しさであります。
今回、近所のスーパーで購入した 苫小牧にある「協和製菓梶vの「おいしいあめせん」を食べましたが、「南部せんべい」は 甘さ控えめで軽快な歯応え、「ごま」や「ピーナッツ」の香ばしさがメインになっており、やや甘さの強い「水飴」と組み合わさることで ちょうど良いバランスの味に中和してくれています。
「水飴」が歯にくっついたりしますが それはそれであめせんならではのご愛嬌と言ったところで、余韻の甘さをじっくりと堪能できちゃいます。

「水飴」が熱で溶けやすいために 売り場での管理が難しく、いくら涼しいと言われている北海道であっても夏場には取り扱わなくなる店が多いようで、ある意味 期間限定商品となっているのが現状であります。
実は あめせんの紹介しようとしたのは夏場で、いざ買おうと思った時には売り場にはなく、店員さんに聞いたところ上記のような理由で仕入れを止めているとのことでした。

製品にしても手作りにしても、超シンプルでいたって単純な製法で作られたあめせんは 当時 大好きだった「水飴」とともに 子供の頃の思い出までもが 「南部せんべい」に挟み込まれているような、懐かしくて素朴でノスタルジックな 北海道で生き続けている「B級」な「駄菓子」であります。

”あめせん” 購入は
🏠 楽天市場 取り扱いショップ
🏠 Yahoo! 取り扱いショップ
🏠 Amazon 取り扱いショップ

▼イチオシショップ
🏠 洞爺湖新鮮野菜特産品店
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posted by nadenadeboy at 14:55 | Comment(0) | 菓子類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする