北海道で有数の観光地「小樽」で古くから名物として地元の人に愛されて来た逸品であり、最近メディアでも頻繁に取り上げられ、注目を集め出している「なるとの若鶏半身揚げ」
その味を広く知ってもらえるようネット販売などに力を入れている直系の継承者が小樽なると屋であり 「なると本店」同様 数あるメニューの中でもやっぱりイチオシなのが若鶏半身揚げであります。
若鶏の半身に味付けをし素揚げしたシンプルな製法でありながら 食欲をそそる香ばしい匂い、パリッと心地よい皮の食感、中から出てくるジューシーな肉汁、そして鶏肉の旨味に絶妙にマッチした味付け、一度食べてみると小樽名物として人気を呼んでいる理由がよく分かります。
若鶏半身揚げは小樽駅前にある創業40年の老舗「若鶏時代なると本店」が元祖であり、小樽なると屋は孫である三代目が暖簾分けにより独立し、ひねりを加えて「屋」を付けたそうです。
素材の仕入れ先をはじめ、秘伝の味付けはモチロン、先代が編み出した技に至るまで 「なると」の全てを受け継ぎ、伝統の味を守り続けているのが小樽なると屋であります。
ちなみに同じく「なると」の味を継承している「ニューなると」は長女の夫と長男により運営されています。
小樽なると屋 朝里本店は 札幌から国道5号線で向かうと張碓峠を下ってすぐ、「小樽」の入り口に位置する朝里にあり、高速朝里インターを利用しても良し、クルマでもバスでも非常に行きやすいところにあります。
もちろん店内で揚げたてを食べるのがベストなのでしょうが、お取り寄せで食べても、なんら遜色なくその格別な美味しさを堪能できます。
「なると」の歴史をひも解くと、実に山あり谷ありの道のりであり、今や北海道物産展などで長蛇の列を作る大ヒット商品の若鶏半身揚げも そこに至るまでの努力や苦労があってこその味なのであります。
昭和31年兵庫県の淡路島から幼い娘2人を連れてはるばる「小樽」に移り住んだ栗嶌(くりしま)夫妻は、北海道ではなじみの薄い「お好み焼き屋」を始めました。
思うように繁盛しない経営状況の中、魚介類や鶏肉を鉄板焼きにするようになり やっと「鉄板焼きの店」として次第に人気となって行きました。
若鶏半身揚げも前身は「若鶏の蒸し焼き」という店のメニューのひとつでありましたが、忙しい中でも簡単に作れて、鶏肉の旨味を最大限に活かす調理法が無いものかと試行錯誤をくりかえした結果、当時はめずらしかった 「揚げる」という調理法を考えつき、現在も受け継がれている若鶏半身揚げにたどり着きました。
昭和54年 世界中で大人気の”ケンタッキーフライドチキンの出店”という 「なると」最大の危機が訪れましたが、そのアメリカ生まれの”鶏のから揚げ”を食べてみた多くの小樽市民が 「やっぱりなるとの方が美味しい」と改めて感じたようで、特別なダメージを受けることなく、むしろあの”ケンタッキー”の巨大な勢力に打ち勝った味として噂を呼び、小樽以外においても評判となって人気に拍車がかかり、北海道を代表する”B級グルメ”となりました。
使用する鶏は、生後約40日と一般に流通しているブロイラーよりも若く、しかも生にこだわり冷凍物は一切使っていません。
塩をベースにした調味料で下味を付け、一晩 味が浸透するように寝かせて、衣は付けずに大豆油で素揚げします。
包丁などで切ることなく、鶏肉の旨味をギュッと閉じ込める形で調理するからこそ、パリッとした噛み応えと絶妙に味付けされた若鶏の美味しさが味わえるのです。
ナイフなどで切り分るような上品な食べ方はもってのほか、手で裂き、かぶりつく 単純かつ野趣溢れる豪快な食べ方が若鶏半身揚げの最も美味しい食べ方であります。
「モモ肉」はパリっと揚がった香ばしい皮と、脂、肉汁、プラスほんのり塩味でジューシーさいっぱいの美味しさです。
「ムネ肉」は脂が少なくて淡泊な味ですが、よりヘルシーで若鶏の肉自体が持つ本来の味が楽しめます。
そして、他の部位である「手羽先」「手羽元」「ササミ」さらには「軟骨」に至るまで、それぞれの部位が それぞれの特長で味わえます。
交互にローテーションで食べて行くか、ひとつひとつの部位を順番に食べて行くか、まさに好みは人それぞれですが、それこそ半身だからこそ実現できる味わい方と言えるでしょう。
そして、大まかに肉を食べた後の名残惜しさからなのか 気が付くと骨に付いた肉をしゃぶりはじめている事でしょう。
地道な歩みで地元の人々に愛され、港町「小樽」のソウルフードと呼ばれている小樽なると屋 若鶏半身揚げは、鶏肉の美味しさをまるごと味わい尽くせる郷土の味であり
”大空を行く 翼を持った鳥のように”
これから日本中に羽ばたくであろう 北海道の”B級グルメ”であります。
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