おそらく同年代の道産子であれば、共感していただけると思いますが
「えーじびすけっと」
と言えば、モチロンこのしおA字フライビスケットしか考えられません。
今回、はじめて知ったのですが大手菓子メーカーの「東ハト」から「英字ビスケット」 なる同じようなモノが販売されていて、「パクられたのかな?」と思いきやしおA字フライビスケットが昭和30年、 「英字ビスケット」 が昭和27年と発売開始がこちらの方が先なので、むしろ元祖という点では逆のようでした。💦
その辺りの細かい事は置いといて、とにかく子供のからお馴染みのビスケットで、アルファベットを覚えるのに大いに役立った(?)のがしおA字フライビスケットです。
製造しているのは道民なら誰もが知っている 通称「坂ビスケット」、正式名称は「坂栄養食品株式会社」で、しおA字フライビスケットのほかにも「ごまスティックビスケット」や「ラインサンドビスケット」など、道民にお馴染みの商品も製造しています。
札幌市内の旧5号線沿い、西区二十四軒に会社があり、社屋の壁に書かれている「坂ビスケット」の文字を車を運転しながらよく目にしていました。
道路から見えているのは「レトロスペース」なる建物で、工場の敷地内に併設された、無料で入れる直売所でもあり、一風変わった博物館でもあるような、一言で言い表す事の出来ない「館」です。
この「レトロスペース」、ここの館長(社長との説もありますが違うようです。)が独特の感性で集めて来た、数々のマニアックなグッズが展示されていて、懐かしさと、怪しさが入り乱れた 不思議さ溢れる異次元空間になっていて、一歩入っただけで、”B級”感を存分に味わえる施設になっています。
「坂栄養食品株式会社」の前身は明治44年に道北の士別市で創業した澱粉工場であり、戦後に故坂正俊(尚謙)氏が菓子製造・販売を行い、昭和25年に「坂栄養食品株式会社」を設立。
その後、昭和30年には本社と工場を札幌に移設し、ほぼ同時期に、食料の乏しい時代の子供達に、より買いやすい価格で、少しでもおいしいおやつを食べさせたいとの願いを込めて開発され、商品化されたのがしおA字フライビスケットです。
原材料名
小麦粉、砂糖、植物油脂、ショートニング(一部大豆由来原材料を含む) ブドウ糖、食塩、膨張剤、炭酸カルシウム、香料
ほど良い甘味で”サクッ”とした食感のビスケットに 表面に付いた塩味のアクセントが効いて、大人になった現在でも、思いのほか飽きが来ず、気が付くと一袋をアッという間に食べ切ってしまいました。
この度初めて知ったのですが、しおA字フライビスケットには、全てのアルファベット、数字が入っているというワケではないようで、文字を作って遊ぼうとしても、中には作るのが不可能な言葉もあり、少し残念な気持ちになりました。
どのアルファベットが無いのかは買ってからのお楽しみとして、せめて自分の名前だけは作りたくなるでしょう。
兎にも角にも、60年近くの歴史を持つロングセラーのお菓子で、道産子の大人には懐かしく、育ち盛りの子供には普通に美味しい、北海道の地でこれからも食べられ続けるであろう、なんだか楽しくて、その上、英語をマスターするのにも役立つ”レトロ感イッパイのB級ビスケット”がしおA字フライビスケットです。
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